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咎人戦騎

 投稿者:松野栄司  投稿日:2018年10月31日(水)09時12分32秒
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  現代を舞台にした重厚なダークファンタジーです。
濃密な文体で描かれた『闇』が、貴方の心を抉ります。



【内容紹介】


古来より人の心の闇に付け込み、人を喰らう魔物が存在した。
魔物の名は魔徒。そして、魔徒を狩る騎士も又、存在した。
生きた鎧、戦騎を駆り、人々を護る騎士。
主人公・羅刹は生前に罪を犯し、咎人で在りながら騎士として魔徒を討つ定めを課せられていた。
だが、羅刹は魔徒を斬る事だけに捉われていて、人を護ろうとはしなかった。
まるで、抜き身の刀で在る。
在る時、一人の少女に出逢い、羅刹に僅かな変化が顕れる。


以下、本文抜粋。


 刃の様にぎらついた少年の殺意は、羅刹の肉体を業火の様に焼いていた。肌を焦す様な程の緊張感。全身を纏わり附く死の気配が、少年と羅刹を優しく抱擁している。憎しみと悲しみを同時に孕んだ少年の眼は、己自身を映し出す鏡の様に羅刹の心を捉えている。捉えているからこそ、魅入られていたのかも知れない。

 交わる視線と刃。互いに刃と憎しみを切り結ぶ其の様は、まるで幼子同士の戯れ合いの如く。其の胸奥(きょうおう)の中で羅刹は、不思議な感覚を憶えていた。

 ――愉しい。互いの死力を打(ぶ)つけ合う事が、純粋に愉しいのだ。其れは少年も同じなのか、薄っすらと笑みを浮かべている様にも思えた。気付けば、羅刹は至福の笑みを浮かべていた。

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